バーや飲食店の開業に不可欠な「仕入れ」の仕方とは?
バーや居酒屋を開業するにあたって重要なことは、どこから「仕入れる」のかということになります。
言い換えれば、この仕入先をどこにするのかによってお店の命運も変わってきます。
仕入れ業者はどのように見つけるのか?
最も理想的な見つけ方は、知り合いや友人などが働いているところを仕入先にすることが良いですが、そうでない場合でも、知り合いのバーや居酒屋に頼んだりすることで、紹介してもらうことが良い方法と考えられます。
しかし、それでも仕入先を見つけることができない場合は、タウンページやインターネットを利用すれば日本全国、世界各地の食材やお酒を見つけることができます。
ただし、インターネットなどで仕入先を見つけると、お店から遠い場合もありますので、配送するためのコストや食品の鮮度が落ちる可能性もありますので、慎重に検討する必要があります。
また、近所にあるスーパーや市場に直接行き、買い出しをする方法もあります。
この場合は必要な分量だけ購入することができるので、在庫を抱える可能性は低くすることができます。
お酒を仕入れる時の注意点
日本ではお酒を継続的に販売するためには酒類販売業の免許を取得しなければなりません。
つまり、酒屋さんでなければお酒は扱えませんので注意が必要です。
どんな仕入先が必要?
大きく4つの仕入先が基本的には必要になります。
酒屋
バーや居酒屋を経営する人が、最もお世話になる仕入先になると考えられます。信頼関係を構築できれば、色々な情報も教えてもらえるかもしれません。
スーパー・市場
食材を調達する時にお世話になることが多くなります。市場では新鮮な食材が手に入ります。
また、急遽食材が足りなくなった時に備え、近くに1店はスーパーを抑えておきたいところです。
氷屋
仕入先によっては氷の純度が違いますので、確認が必要です。また氷の種類にはかちわり氷、ブロック氷、板氷など色々な種類がありますので、必要に応じてその都度注文します。
メーカー
卸売業者を介さずに取引ができるので、コストを抑えることが可能です。
仕入先を決まるまでの流れ
知り合いや友人などに仕入先となる業者の紹介をしてもらう
もし、知り合いがいない場合はインターネット等を使用して仕入先の検討を行う。
仕入先として気に入った業者があれば、電話等でサンプルなどを送ってもらえるように依頼する
送付してもらったサンプルに問題がなければ、仕入れの交渉を行う。
トラブルにならないように、価格や支払方法、配達の回数・時間、返品の可否などできるだけ具体的に決めておく。
売れる商品を見つけるには?
仕入先も決まり、食材やお酒が手元に届くめどが立ちました。
仕入れが終われば、次は売れる商品を作っていかなければなりません。
売れる商品を見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?
ネットや本で調べてみる
雑誌には今流行のものが掲載されているので、貴重な情報源になります。
例えば、バー関連の雑誌では「dining」(柴田書店)などが有名です。
また、インターネットを使用することで、多様な情報を発見することができます。
沢山のお店に足を運ぶ
バーや居酒屋といっても色々な種類のお店があります。
まずは、自分の理想に近いお店に足を運び、雰囲気やお酒・料理の種類、味等を確認しに行くことで、新たな発見をすることができます。
仕入れ業者から教えてもらう
仕入れ業者は他の店舗にも、商品を卸入れしていることがほとんどです。したがって、仕入れ業者と仲良くなり、信頼関係が構築できれば、最近注文が多い商品などの流行を教えてもらうことができます。
顧客のデータと過去の経験をいかす
来店したお客様から直接話しを聞くことで、ニーズを聞き出すことができます。
また、他店に通っていることもありますので、他店の情報なども信頼関係を築くことができれば教えてもらうことができます。
まとめると、売れる商品を見つけるためには、仕入れ業者やお客様と信頼関係を構築することで「生」の情報を教えてもらい、その情報から試行錯誤する方法と自らお店等に足を運び売れ筋の商品を見つけるといった方法があります。
まとめ
仕入先を見つけることも大切ですが、その後もコミュニケーションを密に取ることで、信頼関係を築くことができれば色々な情報が入ってきますので、お店にとっての大きな財産になります。